『自衛隊派兵から見る憲法九条の真意〜イラク自衛隊派兵は違憲か〜』その参

派遣当時、小泉首相は『自衛隊をイラクに派遣するが武力行使はしない』と発言したこれは自衛隊を派遣したいがための強弁だと批判が強い。だが上記の憲法9条の武力行使の意味が分かれば、理解は易しい。
つまり、自衛隊はイラクでの後方支援あるいは民政支援のために派遣されるのであり、これが『国権の発動たる戦争』にも『武力の行使』あたらないことは明らかだ。憲法9条の淵源たるパリ不戦条約が想定しているのは『総動員による先制攻撃』であり、数百人程度の後方支援要員の派遣など戦争とは言えない。そもそも当時のイラクでは戦闘集結宣言が行われており、いわば第二次大戦終了後の日独と同様の状況である。今次のイラク戦争ではアメリカはフセイン政権を交渉相手と認めず、消滅させる方針で望んだので状況としてはナチス・ドイツ崩壊後の戦後統治に近い、日独の戦後統治のために部隊を送ったとしてもこれは戦争ではない。
ただ日独戦後処理と異なりイラク戦争ではテロ攻撃や部族間の内戦が頻発した。自衛隊がこれらの攻撃を受けて反撃した場合、武力の行使にあたるという批判があるがどうだろうか。
繰り返しになるが、武力の行使とは国家を挙げての攻撃をさし、小銃や対戦車火器程度の交戦を意味しているのではない。
これは法的には武力の行使ではなく『武器の使用』に該当する。武器の使用は現在でも空自の対領空侵犯措置いわゆるスクランブルや海自の不審船対処でも行われており、無論憲法上否定されておらず、当然武力の行使にも該当しない。
よっていかなる角度から見てもイラク自衛隊派遣は違憲ではない。戦後の安全保障問題を語るとき必ずこの9条問題に突き当たる、今まで様々な主張が成されてきたが、そもそもその真意を有識者の間でもどれだけ理解されているかは疑問である。また左翼団体は憲法9条の真意を理解しないまま、度々違憲訴訟を引き起こすことが憲法の真の理解を阻害し、国家の安全を脅かしていると言っても過言ではない。
吉田茂の言葉を借りれば彼らはまさに『曲学阿生の徒』であろう。


posted by 右野翼 滅罪 at 19:00 | Comment(0) | 【日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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