滅罪国防セミナー初回『侵略の定義とは』

本企画は安全保障についてテーマ別に短く論じてゆくものである。『セミナー』などという仰々しい題名を冠してしまったが、内容は平易なものとしたいので一読頂ければ幸いである。
さて本ブログに私が寄稿させて頂いて以来、最も多かった質問は『侵略の定義』に関するものであった。この点についてもう一度論じてみたい。
日本では多数の言論人や政治家までもが『侵略の定義は未だに明確ではない』と主張する。
これは驚くべき言辞であり、ならば大半の史家や政治家は国際政治について基礎すら理解しないまま口角泡飛ばして論じていることになる。 侵略の定義は昭和3年のパリ不戦条約で明確に規定されており、現在も有効である。
不戦条約における侵略者とは『先制攻撃をした側』である。
これは如何なる理由によるのか、それは近代軍はすぐには動けず、先制攻撃側が侵略者であることは明白であるからだ。
戦国時代なら大名や君主の一声で、武将たちは出陣できた。だが現代においては金正雲が『明日、日本に攻め込め!!』と喚いたところで戦争はできない。
現代の軍隊、特に陸軍は物資の集積、将兵の休暇の取消・異動、予備役(予備自衛官)の召集など膨大な事前準備を要する。
個人レベルで考えて貰いたい。仮に『明日、50人で海外旅行をしたいので準備しろ』と言われたら腰を抜かすであろう。戦争とは数万から数十万の人間を戦いながら海外旅行させる国家プロジェクトであり、偶然発生するようなものではない。ゆえに偶発戦争など有り得ない。近代戦争とは加害者と被害者が明白なのである。
もし突如、佐世保が
中国空軍に奇襲され沖縄に中国海軍歩兵が上陸すればこれは中国が事前準備をしていた侵略戦争であることは明白だ。
不戦条約とはこの当然の事実を法制化したに過ぎないのである。
まさか『喧嘩両成敗』あるいは『日本が攻めた』などというものはあるまい。

滅罪


posted by 右野翼 滅罪 at 18:13 | Comment(3) | 【日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
意外と誰も知らないアル
Posted by 右野 at 2012年01月16日 20:23
知る人ぞ知る定義ニダ
それだけ世の中『知ったか』が多いのですね
ただ自民党国防部会はこの定義に準じた議論をしています
Posted by 滅罪 at 2012年01月16日 20:54
運命ってことば信じてる?私は信じてる。言葉にすると乙女過ぎて笑えるけどそういう感覚ってない?「あっ、この人と結婚するな」とか相手との結婚生活のビジョンが見えたり。そういうのって運命ってことじゃないかなぁって私は思ってる。だから一期一会大事にしていくつもり
Posted by 出 会 い at 2012年01月19日 10:10
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