日本国民よ、拉致問題を忘れるな!!


 私は今20代後半だ。
 私は小学校の頃、日本は外国で散々悪いことをして、戦争に負けた結果素晴らしい憲法を与えられ平和な国になったと聞かされた。
 日本は平和な国だし、日本に攻めてくる国なんてあるわけがない。アメリカも国連もある。

 そんな幻想が打ち砕かれたのは中学校の時だった。軍事に興味を持ったのがきっかけだった。
 世界で起きている紛争の現実と無力な国際連合、軍備増強を進める中国、有事への備えはなく、外の世界の現実を知らず、知ろうとも日本国民・・・
 私の幻想は崩れ去った。

 そして拉致問題を知った、中学生だった横田めぐみさんが暗い暗い海の向こうへと不当に連れ去られた事実。そうした被害者は100人以上にものぼるという。
 信じられない事実だった、日本では戦争は確かに起きなかった。だが外国からのテロで何人もの同胞が連れ去られていたのだ。
 
 能天気な私を含む日本国民はそれすら知らない・・・

 軍事に興味を持ったことで海外の人質救出作戦も学んだ。囚われの身となった102人の自国民を救出したIDF(イスラエル国防軍)のエンテベ空港奇襲「サンダーボルト作戦」、これを知ったとき私は衝撃を受けた。
 
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 自国民をどんな犠牲を払っても奪還する。武力を使ってでもテロリストから守る。そのとき兵士だけでなく人質も殺害されるかもしれない・・・それでも作戦を実行する。
 それによって「テロに屈しない」という国家の断固たる意志を示し、次なるテロを抑止する。

 こんな国があったのか。どんなことがあっても戦争だけはしてはいけない。両親から教師からメディアからそう聞かせれ続けた私にとって電流に撃たれたような衝撃だった。

 北朝鮮は許せないと思ったし、不甲斐ない日本政府も悔しかった。
 いわゆる中二病というやつだろう。私は友人や周囲の人に拉致問題の存在を訴えた。
 北朝鮮は恐ろしい国だ。中国は今に日本の驚異になると周りの迷惑も考えずに喋りまくった。

 横田めぐみさんを取り戻せ、そのためにはまず経済制裁だ。最悪の場合武力行使もためらうべきではないと。
 
 だが返ってきた答えは驚くべきものだった。

 「日本も朝鮮の人たちにひどいことをしたのだからそれぐらいされても仕方がない。」
 「平和憲法守っていれば戦争が起きるわけがない。」
 「北朝鮮がやったなんていう証拠はない」
 「北朝鮮は怒ると何をするかわからない、だからかわいそうだが拉致被害者の家族には諦めてもらうしかない。」 
 「敵が攻めてきたのなら逃げればいい、国が欲しいならとらせればいい。」
 

 大人にいえばくだらないことを考えずに勉強しろと言われたし、それだけならまだしも「危険な考えに染まるな」と説教されたこともあった。

 大学に行ってもそうした反応は対して変わらなかった。だが大きく変化したのは小泉訪朝だった。

 あの時を境に一挙に世論は拉致問題に関心を持った、周りの人たちも今頃になって「かわいそう、かわいそう。」と言い出した。

 小泉訪朝に対する批判も根強いが私は高く評価している。一部とは言え拉致被害者は小泉内閣時代に帰国できた。
 そもそも小泉総理や一部の拉致議連のメンバーを除いて他の大半の政治家は何もしていない。彼らに小泉訪朝を批判する資格があるとは思えない。

 世の人々は現金なものだと思った。これまで何もしていなかったような連中がブルーリボンをつけてみたり、拉致議連や救う会に入ったりしていた。

 だがそれでも日本国民は何が起きたか理解したとは思えない。その当時の世論調査を見て愕然としたが拉致問題解決を目指す一方、日朝国交正常化を支持する人々が6割以上いたのだ。

 拉致は可哀想だがもう終わったのだから、国交正常化しようというわけだ。周囲の大人もそう言っていた。
 偽善が以外の何ものでもない。そんな連中が今頃になって拉致被害者に同情するふりをするなと腹わたが煮えくり返りそうだった。

 そして北朝鮮が一方的に突きつけてきた横田めぐみさん死亡の報・・私は涙が止まらなかった。
 北に報復爆撃食らわせろ!!平壌を火の海にしてしまえ!!と思った。

 だが航空自衛隊にはそんな能力はないし、マスコミも国民も能天気に次は国交正常化だと主張していた。そればかりか北朝鮮との約束どうり拉致被害者を一時北朝鮮に帰国させるべきだという犯罪幇助のような主張もあった。

 大学では左翼教授たちが薄汚い犯罪国家を必死に擁護していた。「日本も過去に大勢の人々を連れ去った」と絶叫し、経済制裁などとんでもないといっていた。
 ある女性教授は「これから拉致被害者のことを北朝鮮と一緒になって考えてあげなければいけない。」といっていた。
 北朝鮮が横田めぐみさんの遺骨と称する馬の骨を送ってきた後でさえそんな主張をしていた。 

 次第に北朝鮮の異常な実態が明るみになるにつれ国交正常化の話は消えた。
 そして冷たい国民は拉致問題も忘れてゆき、自分の我欲を満たさんがため民主党政権を選んだ。

 民主党は拉致実行犯の支援者がゴロゴロいる。当然の帰結として拉致被害者の救出は遥か彼方に遠のき、そればかりか犯罪者の支援、制裁の一部解除や朝鮮高校の無償化まで飛び出した。

 今やメディアでは拉致問題など取り上げられもしなくなった。
 結局、日本国民が騒いだのは一時期に過ぎす、戦争をしてでも取り返せという人に至っては皆無に近かった。

 もちろん私も軍事について学んでいる端くれだ、北朝鮮に特殊部隊を送り込んだとして奪還は難しいことは容易にわかる。
 だが軍事的合理性はともかくとしてそれぐらいの気迫で北朝鮮に迫らねば絶対に拉致被害者は帰ってこない。
 ただ大半の日本国民はそこまでして拉致被害者救出を実現したいとは思っていないのだろう。

 このアニメを見て私は何度涙したかわからない、そして今も泣きながら本稿を書いている。
 
 アニメ「めぐみ」は政府拉致問題対策本部が平成20年に作成し、全国ほぼ全ての小中高校に当たる3万7256校にDVDが配布された。

 だがアンケートに回答した学校は3221校。うち「児童・生徒に上映した」と答えた学校は3.7%の1381校だったという。そもそもこれは教師だけで見たものも含めたもので、生徒に対して上映した例はほぼ皆無といってもよい状態であったという。

 日本国民は今完全に拉致問題を忘れ去っている。だが今こそ目を開いてこの問題を直視せよと訴えたい。自国民を守れず忘れ去るような国家は早晩瓦解するであろう。


 いつの日になるかわからないが北朝鮮が崩壊したとき、自衛隊の輸送機で拉致被害者を連れ戻し、帰国させる姿が見たい。それが私の希望である。 

                                    滅罪 






posted by 右野翼 滅罪 at 00:04 | Comment(4) | 【オススメ動画】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕の中でも、記憶が薄れつつありました。

心にとどめておかねばなりません、何もしていない、できていない私にも大きな責任があるように思います。

国民を見殺しにして、なんのための税金でしょうか、なんのための武力でしょうか、なんのためのメディアでしょうか。

我々はどこまでも人の痛みに平気な腰抜けになりました。

我々にも命の使い道が迫られる時が来るでしょう、その時まで日々精進致しましょう。

とても心に響く記事でありました。

感謝
Posted by ミギノ at 2012年02月24日 00:46
ありがとうございます。もうメディアで拉致の話題が完全に消えていたので思わず投稿しました。

えらそうに書きましたが私を含めた日本国民全体に責があり、解決すべき問題です。
Posted by 滅罪 at 2012年02月25日 16:01
日朝平壌宣言は、私の中の「戦後」を終わらせた。少なくとも
私はそうである。何か、うすぼけた虹が取り払われ、何もかも
あらわになったように。そして、今回の竹島上陸、天皇不敬発言「尖閣暴動」で日本社会のの「戦後」は終わりを告げたと、私は思う。
「三島由紀夫と影の軍隊」という本の中で北朝鮮の拉致行為を聞いた三島が驚愕し、かつ憤激した旨の記述がある。この本の記述を信用するなら、拉致行為は当時から一部では知られていたことになりますね。
 
Posted by 国民自由主義者 at 2012年12月05日 14:56
私も同感です。民主党はある意味戦後の問題を全て片付けました
Posted by 滅罪 at 2013年01月17日 23:35
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