もはや危険水域に突入した中国の軍拡


 
 かつて日下公人氏が上海の復旦大学の教授や中国学生たちと対談した時のエピソードである。(平成8年初版の「人間はなぜ戦争をするのか」より)

 中国人の教授や学生たちは口々に「中国は海洋に覇権を求める!!」「台湾の独立など許さない!!」と気勢を上げていたという。(中国の大学生とはこのようなもので大学教育は党のプロパガンダが大半を占めている)

 そこで日下氏は「では沖縄はどうするのか。」と問いかけた。
 
 すると彼らは即座に「日本を相手にする気はない。F15を177機も持っている国とは事を起こしたくない。」 
 と答えたという。(現在空自のF15イーグルは202機)

 中国人の思考がいかなるものかを物語るエピソードである。
 かつては中国軍は戦闘機は2000機あってもミグ21が中心でしかもほとんど飛べず話にならない状態だった。
 中国海軍も空軍も日本に攻めて来るなど夢物語で、海軍は海上自衛隊だけで数日で全滅させられるレベルでしかなかった。
 
 だが20年間の中国の軍拡で中国軍は着実に実力をつけてきた。反面日本は10年間防衛費減額を続けた。すでに当時世界最強の戦闘機と言われたF15イーグルも老朽化が進み、次期主力戦闘機は瞑想が続き決定していない。反面中国軍はパイロットの技量はともかく同等のSUー27を空自とほぼ同数揃えることに成功した。

 軍事バランスは次第に逆転しつつある。 
 いまや空自のパイロットたちの卓越した技量と在日米軍の存在がなんとか日本の空を支えているのだ。

 中国は軍事バランスの崩壊も日米同盟が瓦解しつつあることも見抜いている。見抜いているからこそ今まで手出しなど考えなかった日本への挑発行動を繰り返しているのだ。
 
 日本の取るべき道は決まっている。(カッコの部分は細目で私の意見である。)

●とにかく日米関係を改善する(特別法制定で強行してでも普天間を辺野古に移させ、米国に迷走を詫びる)
●中国を牽制して時間を稼ぐ(尖閣に海上保安官か自衛官を常駐させ、与党の政治家が中国脅威論と唱え、嘘でも良いから核武装発言を行う。これは「ハッタリ」でもよい。)
●中国を世界の敵とする(チベット・ウイグル問題を世界に発信し、アメリカ・インド・オーストラリア、東南アジア諸国と連携。世界の関心を中国に集め、我が方の味方とする。)
●その間に防衛体制の早期拡充(航空自衛隊の戦闘機は2倍に、海自は空母保有、陸自は失業対策も含めこれまでの基準を緩和してでも大増員。奨学金支給の大学生予備将校制度で速成幹部育成。海兵隊も創設。)
  
 これで中共を牽制すれば侵攻を諦めるほかなく、存在意義を失った共産党そのものも崩壊する可能性もある。かくして戦わずして勝つのでありこれは方法論は多少違えど多くの保守言論人に共通する認識である。
 
 しかし現在の民主党政権や世論の関心は経済で防衛にはない、この路線の逆に進もうとしている。
 防衛費増額を打ち出しても「不況の今、なぜ今防衛費なのか。」という答えるものが大半を締めるだろう。
 だが中国の脅威、それに伴う膨張主義はもはや危険水域を超えつつある。
 日本にあまり時間が残されているとは思えない。
 
                                       滅罪        


posted by 右野翼 滅罪 at 23:09 | Comment(1) | 【オススメ動画】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
時間も選択肢も限られている。
安全保障より、経済!特に自分の財布の中身を考える思考を変えなければ、
早晩、今日の記事が現実となるでしょう。
Posted by みぎの at 2012年04月07日 23:29
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