尖閣に大軍を配置するな!!

 上記のタイトルは厳しい批判に晒されるかもしれない。
 私は我が領土尖閣諸島は死守すべきと思っているし、中共が上陸した場合即座に武力行使すべきと考えている。
 だが保守の間でよく主張される「尖閣諸島に自衛隊を配備し、ヘリポートを建造し要塞化せよ。」という意見には気持ちはわかるが同意できない。
 軍事的見地から見ればあの島を要塞化したり大量の兵を置くことは適切でないのだ。
そもそも大東亜戦争の敗戦は何であったか。それは孤立した島嶼部に大量の陸兵を配置したため、多くの部隊が移動すらままならぬ遊兵と化し各個撃破されていったことである。
 島嶼防衛に取り組まねばならぬのはわかるが、我が国には無数の島々が存在し、それらの島に大量の陸兵を配置しても大半が遊兵と化し、包囲されたらそれまでだ。
そもそも侵入させないことが重要で空・海の守りを厳となすのが先である。無論、尖閣は中国の偽装漁船や工作員が上陸する危険性が高く、陸上に公務員を常駐させる必要はある。しかし島を要塞化する必要はなく、陸自か海自の分遣隊程度で、十分で私は小銃と機関銃で武装した海上保安官が適任と考えている。
 そもそも国境地帯は国境警備隊(国境警備隊は正規軍と違い軽武装、国によっては国防省ではなく内務省所属)や沿岸警備隊が担当しその背後に正規軍がいるのが普通である。また竹島を占領している韓国の武装部隊も韓国海洋警察の隊員である。
 これは双方に無用な緊張を起こさぬためと、国境からやや後方に配置し開戦劈頭に軍の主力が包囲殲滅されることを防ぐためである。
 私は元イラク派兵先遣隊長佐藤正久氏の講演を拝聴したが、尖閣防衛について次のように論じられていた。

 ・港湾施設を整備することは得策ではない、なぜなら中国の偽装漁船が避難を求めてきた場合、人道的見地から断れず上陸を許す危険がある。
 ・領土紛争解決のための武装部隊派遣は反対を招く、そのため環境問題を前面に押し出すべきである。
 ・尖閣には尖閣モグラをはじめとする希少生物が生息しており、その保護なら表立って反対できなくなる。
 ・陸自出身の環境レンジャーを創設し、希少種保護の名目で少数の集団を派遣すれば結果として実効支配が可能となる。

 これは陸上自衛隊の離島防衛作戦を踏まえたものであろう。
 一般には意外に移るかもしれないが、陸自の島嶼防衛の基本は『取らせてから取る』である。
 前述したように全ての離島に部隊を配置するのは非現実的である、そもそも制空権・制海権が確保されていれば敵の大部隊の上陸は難しく、敵の工作員・特殊部隊による奇襲上陸となる。
 それならばまず上陸させ、それから包囲すれば大東亜戦争の日本軍同様手も足も出なくなる。
 包囲し空爆あるいは艦砲射撃を浴びせ、必要とあらば付近の島に特科(砲兵)を配置し砲撃する。
 そして敵が消耗したところに離島奪還の精鋭部隊である長崎県相浦駐屯地の「WAiR」西部方面普通科連隊を投入する。彼らは大半がレンジャー有資格者でヘリコプターやゴムボートで侵入する訓練を重ねている。海兵隊との合同訓練も実施しており、練度・士気は極めて高い。
もちろん敵に無血占領を許すことは竹島同様の既成事実化につながる、よって陸兵の配置は必要だがそれは小隊程度の警備隊かレーダーサイト設置に留めるべきである。
そのような寡兵では全滅したらどうするのかという批判がある。左様、彼らは増援が来るまでの時間を稼ぎ世論を喚起するための全滅覚悟のいわば囮部隊なのだ。
 まず小銃や機関銃を装備した部隊は敵の特殊部隊といえども無傷で武装解除はできない。離島に特殊部隊が潜入すれば短時間でも交戦する事態となる。
 少数の部隊でも自衛隊や海上保安官が交戦、捕虜あるいは戦死したとなれば必ず国際問題となる。国民も断固たる処置を求めることとなり、政治家もそれを無視できなくなる。
つまり離島警備隊はそのための全滅覚悟の特攻的部隊であり、それに応じた手当てと名誉ある地位を与えねばならない。また文民は即座に増援を送る体制を整備し、有事の際には即断をせねばならず、侵入した武装集団への初動対処は現場判断に委ねるべきである。
これは厳しい任務だが、私は海保や自衛隊で志願を募ればその日の内に希望者が殺到すると確信している。

滅罪


posted by 右野翼 滅罪 at 23:48 | Comment(0) | 【日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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